2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

学会に顔出す

京都まで日帰り。やはり臨床は、自分の身を削ってなんぼだ、 という事を再認識した。 学会で襟を正す。アンパンマンが自分の顔をちぎって、 弱ってる子供たちにあげるイメージか。

森田療法勉強会

「思想の矛盾」について。 要するに、巧くやろうとすればするほど、不満足な状態になってしまう。という事なのだろうか。 まだ実感としてわからない。 もし、上記のような理解で良いのなら、私は幼稚園のころから身にしみて分かっていたような。 間違ってい…

講演+シンポジウム終了

楽しいひと時であった。 言いたい事を言えてよかった。 ちょっと全体の流れを乱したところはあったが。他の人の話を聴いて感じたこと。発達障害の診断って、援助者の気持ちも 楽にする作用があるってことを、他の人も感じているのだということ。ぼくがそれに…

学校の先生と病院の先生

学校の先生と一緒にお仕事する事が多いのだが、いつも不思議に思う事。 学校の先生って、お互いを呼び合うとき、多少の上下の差があっても『〜さん」なのだ。 われわれ医師の世界では、地域差もあるとは思うが、基本は「〜先生」自分より下でも上でもそうで…

漢方もやらなければ

久しぶりに中医学の雑誌をゆっくり読む。 昔お世話になった師匠の記事などを読むと、 しっかり漢方も勉強し続けなければ、と思う。どうもこのごろ児童精神科ばかりに偏ってしまっていることを反省する。

小倉清の症例集を読み進める

当然のことながら、すさまじい症例ばかり。 主治医も大変だが、病棟の看護師はもっと大変だろう。 相当のフォローとメンタルケアを要するだろうが、 そこらへんを如何にしてなしえて来たか、知りたいものである。私が病棟のヘッドであったときは、看護師たち…

発達障害診断の意義

何のための診断か?子どもの場合〜 まずはお母さんの罪悪感を払拭する。 周囲の人々のお母さんへの攻撃を和らげる。大人の場合〜 自らの罪悪感の軽減。 周囲の理解と協力を得るための手段。しかし、最近しばしば診断をマイナス方面に使ったり、作用する結果…

依存症と発達障害(2)

発達障害を持つ人は、依存症になりやすいのか?まずハンディがあるため、精神的ストレスがたまる。その解消方法として、依存物質あるいは対象にはまりやすいことは十分考えられる。 また発達障害を持つ人の中で、ある一定数は衝動コントロールが苦手である。…

依存症と発達障害

講演のスライドを用意していたら、こんな時間まで帰れず。 一番主張したいのは、依存症にしても発達障害にしても、その人に合った オーダーメイドの関わりが大事だという事。 プロトコールは嫌いだ。

就学指導委員会

午後から地元での就学指導委員会。とにかく対象になる子ども達が多い。 10分ぐらいの面接と行動観察でいったい何が分かるというのだ。 「指導ではなく相談だ」とある先生がおっしゃっていたがそのとおりだ。 親御さんにとっては参考意見にしかならないのでは…

地域で活動

午後は保健所と養護学校。 そこでお会いした、様々な職業の方から、共通の患者さんの話題。 「これこそ連携の基礎」などと思ったりする。 本当に異職業の人たちとの付き合いが多くなったと思う。

近頃患者さんを叱らなくなった。

開業してまだ日も浅く、関係とれている患者さんが少ないという事もあるが、最近めっきり叱らなくなった。病棟勤務をしているときは、しばしば患者を叱って、恐れられていたものだが。やはり子どもは叱られすぎるのは良くないが、叱られなさすぎるのも問題あ…

お母さん方への講演

PTA主催で、小学校中学年のお子さんを持つお母さん方への講演をする。小学校中学年と言う時期は、実はとても大切な時期である。人生の転機になる時期であり、ここで経験したことが将来かけてずっと影響することが多い。 かくいう私も、ちょうどこの時期に、…

父に付き合う

膵臓癌のターミナルで緩和ケア病棟に入院中の父親の外出に付き合う。 主治医からは、これが最後の外出になるかもしれないとムンテラされている。 まず、父親宅に行き、父親は気になっていた用事を片付け、私は父親の手伝い。 その後、私の家に行き、先日飾り…

目立たない子

学校で支援が必要なのにもかかわらず、目立たなくて対応が遅れてしまうという子どもが必ずいる。 先生方は、授業を妨害したり、他の子に悪影響がある支援が必要である子の対応で目一杯で、どうしても後回しになってしまう。小学校6年生なら、ようやくこの時…

この世の終わり

児童精神科の業界で、熱心に臨床をしている先生ほど、口をそろえて 「そろそろこの世界は滅ぶだろう」 と、まじめに言っている傾向にある。 やはり相手にする人が、この世の中の負の部分をしわよせられているため、 情勢を敏感に感じるのだろう。まあ、その…

発達障害の診断乱発

なんだかこのごろ発達障害の診断を乱発しているように思う。 発達障害中心のクリニックなので、当然といえば当然なのだが。診断(書)を利用して、学校や会社を安易に動かそうという方向に行き過ぎるのも問題かと。 まあ、そんなめんどくさい手続きをしなく…

健康なお子さんの発達

今度健康なお子さんの発達並びに育て方のお話をすることになったのだが、これがまた難しい。 普段健康なお子さんとして、自分の娘たちをモデルにしているだけという怠慢を働いていたので、 自分の勉強不足が身にしみる。資料原稿の締め切りも迫っているので…

え、そんなの普通じゃん。

よく発達障害を持つ子のお母さんから、 「この子は、いくら言ってもゲームをやめません」 「勉強をちっともしません」 「朝の支度をぐずぐずしてやりません」 という相談を受けるのだが、 ごく一般的にある現象だと思う。 まあ診察場面で、相談されているわ…

指定医研修会

ただ出席して内職していようと思ったが、意外と面白かった。 医観法については、前の職場で立ち上げのメンバーに無理やりさせられそうになり、会議なんかにもいやいや出ていたが、かかわらなくて良い境遇になると興味が出てくるのは、単に私があまのじゃくだ…

自閉症スペクトラムの夫とイネイブラーの妻

この組み合わせにはよく遭遇する。 妻の方は、きれいな人が多いが、その容姿にもかかわらず、自己評価は低め。 「夫のダメさを救うのが私の役目」というアイデンティティで、自分を保っている。 でも結婚してしばらくたつと、あまりの夫の無頓着さとダメさ加…

今後は仕事のお話をしよう

やはり毎日の言葉は辛いので、 仕事のことなどを書こうとおもう。