父に付き合う

膵臓癌のターミナルで緩和ケア病棟に入院中の父親の外出に付き合う。
主治医からは、これが最後の外出になるかもしれないとムンテラされている。
まず、父親宅に行き、父親は気になっていた用事を片付け、私は父親の手伝い。
その後、私の家に行き、先日飾り付けが終わった父親の描いた絵を見て貰う。

父親のすごいところは、どんなに自分が具合が悪くても、何かしてもらった相手に
対するお礼を忘れないところ。看護師にも、蕎麦屋の店員にも、私にも礼を言う。
そう簡単にできることではない。

お礼を言われたほうは、たぶんずっと「あの時喜んでもらえてよかった」とモーニングワーク
が、スムースになるような気がする。