1976.2.16
今日は剣道だった。形だけで帰ろうと思った。どんなに寒くても、どんなに手が冷たくても、テに汗握る。やっぱり形をやると、剣道の稽古も身が入る。このごろ相手が打とうとしている所が読め、それをうとうとする一瞬前に打つようになった。
1976.2.17
今日放課後、校庭の大掃除をやらされた。僕とI田君は、初めは真面目ににやっていたが、そのうちだれてきてやらなかった。Kちゃんはまだやっている。Kちゃんが真面目にならない姿を見た事がない。Kちゃんは３組の中で一番偉いと思う。
1976.2.18
剣道の帰り僕は思う。３月からは僕の時代だ。うんちゃくんもK原君もテルもK重くんもその他大勢も見ていろ。俺の巻き返しを。まあ３月を待とう。俺はそのとき一生で一番幸せになるのさ。
1976.2.19
テスト勉強は僕の心を奪う。今の僕の頭はテストの事ばっかし。後は無。何でもぼけて見える。こんなつまらない事はない。これで人生を無駄にしているのだ。これからもろくな日記が書けないと思う。
1976.2.20
どうもこのごろ試験勉強でやんなってしまう。その上雨も降っているのでよけ嫌になっていしまう。つまらないけど面白い事があるとそれが凄く光る。詰まるときより光る。
