過去の日記1976.2.6~2.10

1976.2.6
今日の学校は先生の会議とやらで、5時間で終了。僕は競歩で帰り、荷物を置いてぼろ自転車に乗って突っ走った。「オー」I田君が待っていた。I田君の土地を見に行くのだ。良い土地だった。しかし地盤は悪いようだった。時は過ぎて僕たちはダイエーにいた。I田君が「1980全然AM入らないだろう」なるほどそうだった。あっという間の一日だった。

1976.2.7
ぼくたち学級委員は、今日を限って止める事になった。学級会であまりにふざけすぎて、皆から突き上げを食らったのだ。結局議長はT橋君になった。素晴らしく早く帰って、昼飯を食ってラジオを聴いた。一週間のうちで一番良いときだ。空の雲を窓から見ながら聴く。いろいろな事を考える。こんなひと時をいつまでも保ちたいものだ。

1976.2.8
一日憂鬱だった。少年野球を止めるか止めないか。その他。一日勉強をした。うつろな日曜日だった。一食抜いたら腹が減ってイライラした。今年一番暗い日だった。

1976.2.9
いつもと同じように道でテニスをした。今やっている所も、いずれは車がぶんぶん通る事だろう。この近くにテニス場があれば良いんだ、と考えるけど、出来そうにない。あーあ早く大学生になってアメリカに行きたいなあ。アメリカならテニスも盛んだし、こう家がごちゃごちゃしてないし、どこまでも続く広い草原で一日中走り回りたい。もうこんな狭いラッシュ時の電車に乗っている事はない。降りて自由になりたい。

1976.2.10
下校のときI田君が、「こっちから帰ろう」と行ったので帰った。途中で小さな犬がいる。とても人懐っこい。うちのチロとは比べ物にならないくらい良くは知る。チロも昔はこうだったよなあ。あのときはもう二度と帰ってこないんだなあ。時間は速い。その速さに驚く。