1983.7.31(日)

1983.7.31
釧路から弟子屈へ。釧路湿原は外国のようであった。流れの遅い蛇行した川。イギリスのようだ。ずっと窓から景色を見ておる。しかしふきのお化けが気になる。弟子屈から弟子屈のバスターミナルまで歩き、ザックを置いて買い出し。けっこーなんでもある。いい街だ。それからバスで阿寒湖へ。pale shelterが、なんかすごくマッチしておる。左側に軽飛行機場がある。草原の向こうに山。その山をだらだら登り、なんとかっつー見晴台で休憩、阿寒バスがなぜ高いかというと、バスガイドに結構賃金が入っているのではないか。歌まで歌ってくれるんだもの。聞きたくもねえのによう。人件費の削減お願いします。阿寒湖は霧。しいさな公園を抜けて湖畔の森のなかの小径の上で昼食。豆乳だれも飲まないので、一人片付けていたら、腹がだぼだぼになってしまった。時々世間の人々が来てお元買った。もろ観光地でお土産やさんにみなさん釘ずけ。Zさんが、ひそかにビールを買って、二人で分けようとか言っておる。元気のねえキタキツネが、ソーセージと飯と味噌汁を食らっていた。可哀想だ。オンネトー行きのバスは、たいして混んでもいない。混沌と走っていく。テン場のスタンプにふきのお化けが彫ってあって正体がやっとわかった。なんとかフキだった。名前忘れた。テン場は結構混んでいて、家族連れも多かった。石狩鍋が半分以上残ってしまい困った。外で食事した。オンネトーの水は水じゃないくらい青かった。飲んだら死ぬんじゃないかとも思った。Mのいびきは相変わらずうるさい。