1983.8.1(月)〜8.6(土)

1983.8.1
やっとこさ晴れた。リスがいた。雌阿寒岳登山。地図がなくてイマイチ不安だったがコースリーダーでいく。ラジオ体操などを容器にやり準備運動、出発。家族向けるんるんハイクにしては、結構きつく道も荒れている。「おーぶれねり」を歌いながら登っていく。頂上付近は草もなくガスっている。硫黄の匂いがぷんとして、河口からは木の句煙が出ている。頂上はさびいので少し下ったところで昼にする。登りでは一人もすれ違わなかったが、下りでは結構登ってくる人がいた。雲海が素晴らしい。Mがコーシー沸かし美味かった。下りはZさんとGちゃんとヘラヘラしながら。雌阿寒温泉に出てバス待ち。トイレ行ってアイス買っているうちにバスを逃す。一時間寝たり食ったり歌ったりして過ごした。材木のようなふきの茎をかじるおじいさん。テン場は昨日と同じくらい混んでいるが静か。ガキがたくさんいる。「恐怖の白いホーロー事件」勃発。

1983.8.2
オンネトー8:30のバスで阿寒湖畔へ。観光バスがたくさん走っとる。相変わらずヘラヘラしていて旅の恥はかきすての感。弟子屈ウォークマン→ラジカセのコードとプラグを買う。昼飯は駅そばの大衆食堂。タクシーの運ちゃんの溜まり場、発車時刻まであまり間がない。なかなか頼んだのが出てこなくていらいらする。タクシーのおっちゃんと手を組んでいてわざと出すの送らせて、列車に乗れないようにして、タクシーで行かざるを得ないようにしているのではないかと思ってしまった。無事に電車にのり斜里へ。列車は旧車でドアが自由に開いてしまう。後に荷物車を連結していたので一番後ろには行けない。東急マークがでかでかと貼ってある斜里バスターミナルで切符を買いウトロへ。ここでYMCAにいたSらしき人物を見かける。Gちゃんの「どーしてこのバスこんなに揺れるんですかー」知るかそんなもん。ウトロの知光荘はすぐ見つかる。観光案内所のすぐ前だった。結構きれいな旅館。夕食まで暇なので、お土産やさんを冷やかす。Fさんを買う。土産物屋さんのお兄さんたちはみんな東京人のバイトであり、奇妙な気分。熊谷て一緒に写真撮ったりした。港で写真撮る。女の子は土産物屋を回り、おれ、M、Mはでっかい岩山へ登っていく。階段が急で高さはまちまち。だれも登っておらんだろうな。とか思っていたら、上に結構人がいた。ウトロの街が一眼で見渡せる。どこかで神輿の音がする。どんより曇った空に反射する。カラスが飛び回り風呂がぬるい。疲れていたので、飲んだらすぐ寝てしまう。

1983.8.3
たいして見るものないので、早めにウトロ出発する。女の子たちは買い出し。少し険悪な雰囲気になる。が、大したことにはならなかった。みんな耐えているのだろう。晴れの良い日和だったが、知床峠を過ぎると途端に曇り、羅臼は薄曇り。高いラーメンを食らって、バスにのり根室標津へ。寒い。そこから尾岱沼へ。便所がきたない。ブヨが沢山いる。Mと港まで酒を買いにいく。川に人手の死骸が沢山ある。寂しいところだ。テン場に帰ってくると、Aパーがいる。こっちがパッパラパーだからか、Aの人はまともに見える。

1983.8.4
ノロノロしているうち7:30に遅れて走って港にいく。観光船に乗る。寒い。いつになくZさんが静か。気分が悪かったようだ。トドワラは大したことはなかった。でも野付半島は広々してよかった。アザラシはいまいつインチキくさい。ぼろいちゃり6台借りて、でこぼこ道を灯台まで行く。晴れていたら最高だろうなと話しつつ、灯台の根元で昼飯を食う。コーヒーも飲む。Aパーも追いかけてくる。少しひねくれると、誰もいない良いところへ行ける。売店でメロンパンを買って港へ戻る。帰るはずっと寝ている。時間の感覚があまりない。尾岱沼港で、手巻きの材料をいろいろ集めるが、あまりない。帰るとKがいる。一人でグツグツを作っていてそれが終わったところだった。絵葉書は届いたと言っていた。相撲を取るが、1勝4敗だめだ。夜花火をやり、いなかのおじさんとケンカしそうになり面白い。歌を歌って元気に寝る。

1983.8.5
バスで別海へ。だんだん晴れてきて暑い。疲れが溜まってきた。開き直りの無力感。厚床から根室間がよかった。霧が出て突然寒くなる。根室に着くなり多摩と練馬ナンバーの街宣カーがお出迎え。駅前で演説をしている。当初の予定を変更して先に民宿に行ってしまう。灯油を一人で買い出しに行った帰り、港まで歩いていく。なんか無気力この上ない街である。静まり返った街に右翼のスピーカーだけが空に響く。近くの公園で昼飯。Mさんたちがばんばか写真を撮るのでフィルムがなくなり、2本目追加。いい天気でAztec Cameraがy区響く。納沙布へ。霧で何も見えない。霧笛が響く。資料館を見る。なういサ店に入り、クリームソーダを飲む。日差しがオレンジ色になったのなんか何日ぶりだろう。夜は民宿で、あまり騒ぎもせずに寝てしまう。結構混んでいて風呂は入ったが湯船には入らず。

1983.8.6
旅館で朝飯くらい、根室から浜中へ。晴れ暑い。やっと夏合宿にきたといふ感じがしてくる。ちょっとした買い出しをしている間に、私はうろうろとイメージを撮りに回る。バスは結構乱暴運転で、媽祖で爪を切っていたらMさんの爪切り落としてしまい、ひんしゅく買う。霧多布のバス降り場は、大通りからちょっと折れたところにあり奇妙。霧多布から峠まで臨時バスがあることを知り、買出しの後それに乗る。へんなYのおとーさんみたいなおじさんがいて、必死に溶け込もうとしていた。バスを降りて分岐に座っている二人のばーちゃんに道を聞いてテン場る。まだ、午前中。余裕でカニ玉そばを食い、展望台で写真を撮り、海岸に降りようとしたが、道が荒れていて降りれないので、憩いの広場からずっと降った岬で、銀間引いてひなたぼっこをした。気持ちが良い。灯台の向こうまで行ってみた。なかなかよかった。夜はカラオケPに悩まされるかなあと思ったが、案外早く切り上げてくれて助かった。星が綺麗。流れ星みえた。