当然の雨の日の診察

今年の夏も何回か、診察中に夕立があった。
傘を持っていない人は、ずぶぬれの状態で診察室に入ってくる。
気の毒この上ないのだが。
しかし、此処からの皆さんの行動で、その人となりが出てくる。

なるべく診察室の椅子を濡らさないように、たったままでいる人。適当なタオルやハンカチをしいて座る人。
ぬれているのをおかまい無しで座ってしまう人。とりあえず「ぬれちゃいますけど座っていいですか?」と聴く人。

このときの行動で、僕の見立てが決まる事も多い。
小姑みたいな自分が嫌になる事もあるが。