心地良い時間

グループホームで暮らしている認知症の母親のところに時々訪ねて行く。
問いかけても、ワンフレーズくらいのやり取りで終わってしまうので、お互い黙ってテレビをぼーっと見るのだが、
何だかその時間が妙に心地よい。ほっと出来る時間と言うか。
亡くなる直前の父親と過ごした時も、同じふうに感じた。 
そこには、浮き世と隔絶した空気があるように思う。
それだから落ち着くのかもしれない。

限られた時間である。大事に過ごそう。