過去の日記1976.3.16~3.20

1976.3.16
さて残り少ない1年生の日々をどうやって過ごすのか。そればっかし考えている。こんな時が一番愉快な時だと思う。今日は学校の帰りにI田君とS島訓を、僕の家に上がらせて新作の猿ジョッキーを聞いた。とても面白かった。これからはこれまでと違った価値ある日を送りたい。ぼくはその事で旨がいっぱいだ。

1976.3.17
なんとなく憂鬱だ。国語の先生は変な事言うし、チロは反抗的だし、雨は降るし。そんなときKさんからもらったインスタント焼きそばを食ったのだ。ちっともうまくない。空腹のときはうまいのだろうが。母からうまいかと聞かれたので、わざとうまいと言った。うまいと言えば「それなら食べさして」という事になる。この不味さは独り占めしたくない。

1976.3.18
今日はっと思いついてピーコちゃんを僕の部屋に持ってきた。最初はきょときょとして緊張しているようだった。そのうちじっとしてしまった。ぼくは音楽をかければ鳴くだろうと思い、かけたが鳴かなかった。次に前に取った環境音をかけたがだめだ。いろいろな音を立て続けに流した。そしたらやっと「アクション」のところで一声鳴いた。

1976.3.19
11時に学校へ来いと言われたため、行ったが長い間待たされた。ちょっと生徒を雑に扱いすぎるのではないか。人間は奴隷ではない。午後は、I田、S島、K重が遊びにきた。2階の客間で遊んだので、おじいちゃんに悪かった。それからこいつらとももうお別れだなあと思った。悲しくなるよりむしろさっぱりした気分になった。

1976.3.20
何にもやる気がしない。午後から伯父がきた。一番上が憎たらしくはらわたが煮えくり返った。帰ってから両親に顔を見ないとかで怒られた。疲れた。もうたくさんだ。小雪がちらつくが、ちっとも嬉しくない。