パロキセチンの後発品

お昼に薬屋さんが来て、パロキセチンの後発品の情報を持ってくる。
今までのパロキセチンの剤型は、10mgと20mgの2種類しかなかったが、個の後発品には、5mgの剤型があるらしい。その5mgの剤型も、半分、4分の1(?)に割れるように線が入っているという。
これって確実に離脱(薬をやめる)の際に使えるようにってことだ。ご存じのとおりパロキセチンは、最近の評判がすこぶる悪い。しかも、飲むのをやめるのが難しい薬であり、少量ずつ、場合によっては1mg単位で減量しないとつらいと言われている。よって、最少1.25mgの減量が可能となると、離脱には重宝するだろう。

現在の趨勢では、パロキセチンあまり先は長くない薬である。いわばそろそろ衰退期を迎えているといえよう。そこでこの剤型の後発品である。なんだか「死にゆく薬の緩和ケア」をかって出た感じで、なかなか乙なことをするなあ、と感心した昼下がりであった。